【掃除×ゲーミフィケーション】夏休みの子どものそうじ習慣~マイクラで法隆寺〜
みなさん、ごきげんよう。
残暑の候、いかがお過ごしでしょうか。
盆休みと言えば本来13日~16日ですが、
11日から土日ということもあってすでに
大型連休としてお過ごしの方もいらっしゃるかもしれません。
夏休み、盆休みと言えば、
子どももいるしで部屋が乱雑になりがちでありながら
来客もあるし家もいつも以上にキレイにしておきたいところではないでしょうか?
とはいえ、仕事に家事にと忙しい家庭では
なかなかあれもこれもできないのもジレンマの抱えどころ。
私どももご多分に漏れず、で、いかに散らからないようにするか?
あるいは、いかに負担を減らすか?
学校では、生活のリズムを崩さないようにしましょうとか、早起きしましょう、食事をちゃんとしましょう、運動をしましょう、などアタリマエのことを書いたプリントは配られますが、それが守られるかどうかは話はその家庭次第。
子どもたちの夏休みの時間をより有意義なものにするのか?
ということで、親は常々自問の日々です。
さて、本年は我が家で「開運そうじ点検」として、夏休みの小学生の子どもたちに掃除×ゲーミフィケーションを実施してみました。
これは、掃除を実施したら子どもたちの大好きなゲームができる時間が獲得できるというシステムで
ポイント(P)=Nintendo Switchのみまもり制限上限(分)の増加というルールでチェックシートで毎日午前中に点検します。
礼儀、整理、整頓、清掃、清潔、創造、という項目最大120分(さらにボーナスポイント1.5倍)で180分、

これまではゲーム時間は多いのか少ないのか、兄妹合わせて1日2時間までとしていたし
親としてはそれでも十分じゃないかと思うのですが。。。
結構、ゲーム時間多いですねとツッコミを入れたいところですが、
夏休みは友達をたくさん我が家に集めてゲームをしたいらしくそうなると1、2時間じゃ足りないとのこと。
近年の異常な炎天下でずっと外で遊ばせるのも危険ですから
まぁ、友達とのコミュニケーションツールとしての役割もあるし
それならなんらかゲームを通じて教育的要素としてプラスになることはないか?
と考えたときに考え出した点検シートです。
もともとは企業などが行う5Sの点検シートなどを参考にしたモノですが、
チェックシートのポイント分だけゲームの時間が増やせるのはもちろん、
トイレ洗面台所などの水回りの急所は高得点が得られるようになっていて
見えないところまでピカピカに磨いたり、自分で創意工夫して改善したら
とさらに高いボーナスポイントが加算されるようにしています。

上 before/下 After
例えば、最後20番目の項目は
全体としての印象がいい感じだとポイント1.5倍アップ、
掃除をする前としたあとにその場にいる人がどんな気持ちになるか?という気持ちの動きに焦点を当てるようにしています。
また、減点は罰則で基本ゲーム時間減少というのはなく、
基本加点方式にしていて、日々掃除をやるのもやらないのも自由だけれども
やらないよりはやった方が断然得なようにしています。(やらなくてもゲームは1日ひとり1時間はできますからゼロか100かという感じでもありません)
親はというと、
「やってみて 言って聞かせてさせてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」 /山本五十六
ではないですが、基準とやり方のお手本を示して、あとはチェックと問いかけによるアセスメント。
欠点のところはその時に加点できるところまでやればいいだけで、再チェックで必ず100点が取れる甘々方式。
どこまでやるのか?というポイントは掃除に学ぶ会で学んだ視点も活きていますね。
チェックして点数の評価をするのが目的ではなく、
子どもたちが進んで掃除を行い、習慣にしてもらうことですので
点数が足りなければ×、というのもありません。
お稽古の型ではありませんが、動機がなんであれやっているうちに身体が覚えて、結果、その心(お稽古事でいう理合)まで理解できるようになればいいなと思っていますので、点数が低いことは問題ではなくて、そこから学習して次に欠点しない再学習力を身につけることを期待しています。
ボーナスポイントというのは掃除の急所のところで、あえてポイントを高くしています。
掃除というのは一箇所徹底的にキレイにすると隣の箇所もキレイにしたく慣性の法則みたいなものはあって、
子どもたちでもいちど掃除スイッチが入るとチェックシートに書かれていない他のところもキレイにし始めたりします。
Nintendo Switchは子どものそうじ心にまでスイッチを入れてくれています(笑)
ちなみに、作業負荷が子どもにとって重たくなりすぎないのもポイントとしていて、
実際の作業負荷はと言うと全箇所トータル1時間弱でできる範囲だし、
毎日やっていれば掃除の時間は30分もかからずもっと短く済むようにもしています。
子供としては
「え?こんなちょっとしたことでこんなにポイントつくの?
しかも、トイレ掃除とかポイント神やん。」
とか言いながら、今朝なんかは朝6時前から掃除をし始めています。
朝一での掃除にかかってさっさと終わらせてゲーム時間を増やしたいだけなのでしょうが、
親としては何も言わずに、つまり、指示や命令のような類の労力がなくなるのでとても楽。
むしろ、朝日をバックに毎日トイレ掃除をしている息子の後ろ姿を見て、
ある種の神々しさすら感じるようになりました。
会社ならば金銭や評価などで報いていくということがあるかもしれませんが、
家庭で、さらに子育てとなると同じ報酬の形というわけにもいきません。
そこは家庭内でどうしていくかは家庭環境に応じて定めていく必要はあると思います。
そこで大人の論理ではなく、子どもにとってもっとも楽しい時間にフォーカスを当てて、うちであればゲーム時間を報酬にしたという感じでしたが、効果てきめんで驚いています。
やり方に正解、不正解はないと思いますし、他の家庭は掃除をどこまでやるのか知りませんが、今夏は試験的導入ということでチェックシート基準については子どもの反応を見ながら徐々にアップデートしていくつもりです。
ただ、ゲーム時間が増え過ぎることは親としては心配なこともあります。際限が無くなりますからね。
親としては
ハード、ソフトともにその選択には慎重ですがソシャゲはダメ、
他のゲーム機も候補に入れませんでしたが、
Nintendo Switchなら基本良いことにしています。
親が実態を把握できないのでオンラインのやりとりは不可にしていますが、
ゲームに対する思想もさすがファミコンを生んだ会社だけあって親が安心できる配慮が細やかにできていて
この点はさすが長年、ゲーム会社、玩具会社として世界トップに君臨し続けている任天堂の妙で
同社のゲームウォッチの生みの親・故・横井軍平氏をして「枯れた技術の水平思考」という言葉が有名ですが、
古くて誰も見向きもしなくなったようなものを新しい視点でものづくりに活かすクリエイティブな精神を忘れず、
ゲームの中で学べることも多いと思います。
今、ちょうどNHK Eテレの番組でもやっていますが、
ゲームをアート的な観点からものづくりをしているのは日本の特長で
欧米とずいぶんな違いがあるとNHKの番組でも現在進行形でちょうど放送されていました。
私の中では任天堂といえばファミコンのイメージで止まっていましたが、
その世界は進化しており
むしろ、ゼルダ、あつ森、など優れた作品は今もどんどん生まれています。
そんなものまで公開されているのか?という感じですが、
ゼルダなんかは公式設定資料集などで子供と一緒にゲームのアートワークなどを研究して
「えー、こんな背景の設定まで作り込んでいるのか!」
「音楽にまで伏線回収があるよ」
なんて感じで子どもとともに驚きと感動を共有しています。
ゲームとしての基本はもちろん、
その範疇に収まらない現代アートだなと思っていますし、
彼らの仕事からクリエイティブな発想を多く得られると思っています。
チェックシートの18は創造、19は仕組み、20は総合、という変わった項目ですが、毎日の点検で最も身につけてもらいたいポイントを凝縮しています。
つまり、自ら考えて改善する習慣、続けていくための工夫、そして最終的な「印象」という感性的な項目。
単に掃除を作業としてこなすのでは、ポイントの奴隷、ゲームの奴隷になってしまいかねません。
常に、その場にいる人はどう感じるか?という問いを持つための”仕掛け”ですね。
掃除のゲーミフィケーション、まさに掃除とゲームを融合させてみる試みですが、我が家ではゲーム時間にも規律ができ、家もキレイになり、親もいちいち片付けなさいということを言わなくてもいいですしワンアクションスリーゴール以上の効果を感じています。
卑近なこととして軽視されがちな掃除、面倒がる掃除、嫌がる掃除、を遊びたいという動機によって取り組む姿も変わるのを傍で見ながら一番勉強になっているのは私たち親の方かも知れません。
今朝も、外出中の私の携帯電話に息子から電話がかかってきた。
「掃除、できたよ。」
夏休み以降も、経過を見ながらいい報告ができたらいいなと思っています。
投稿:村上寛和
追伸
夏休みに掃除×ゲーミフィケーションの得点で得た時間で作成したマインクラフト建築の法隆寺五重塔の動画です。宮大工の故・西岡常一さんのDVDによる解説やyoutubeなどを参考に、外装だけではなく心柱や仏像といった内装も子どもたちでつくりました。和の国の理念の象徴とも言える建物であり、五常の教えを和の国が再解釈した上で独自の考え方として昇華したといえる十七条の憲法、冠位十二階と連動されているつくりだということもわかりとても勉強になりました。
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